副院長の話〜痛み研修→臨床編パート1〜

こんにちは。副院長の重之です。

皆さん歯医者という言葉からどんなイメージを持ちますか?

自分で言うのも悲しくなりますが、

・痛い

・キーン

・空間の独特な臭い

・治療期間長い

などが一般的なイメージとしてあるのではないでしょうか?ほとんどネガティブなイメージですよねー。

この中で歯医者にかかる理由の一つとして最大の理由である「痛み」について4回にわたり、お伝えしていきたいと思います。

私は研修歯科医を慶應義塾大学病院の歯科口腔外科学教室で修了しました。
そこの上司には痛みに精通した和嶋先生がいらっしゃいました。
和嶋先生は国内外の歯科界で「痛み」のスペシャリストとして認識される権威ある歯科医師の1人です。

研修時代には和嶋先生から様々な難解な痛みをもつ患者さんの問診をするように指導していただき、
そしてそれを研修仲間で議論して診断にもっていくトレーニングをしてきました。

和嶋先生から言われたことで今でも印象的な言葉があります。

「痛いと言う患者さんに対して、
『その痛みはあなたの思い込みだ(痛いと勘違いしているや気のせいだという意味)』
という歯科医師がいるが、よほどその歯科医の方が勘違いをしている(怒)。」

つまり痛みとはその本人にしかわからないことであって、他人である歯科医師にその人が本当に痛いかどうかはわからないのに
痛いわけがないというようなことは言えないというのです。

そこから私は歯科を受診してくる患者さんの多くが痛みを主訴としているため、
ちゃんと話を聴き、理解に努めよう(共感しよう)と考えるようになりました。

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