母校の協力型研修施設に向けて

こんにちは。副院長の重之です。

今日から週末まで東京へいってきます。吉田歯科はタイトルにもあるように母校の協力型研修施設に認定していただいております。
日本大学歯学部の附属歯科病院で研修する若い歯科医師は数か月単位で外の歯科医院や病院へでて研修を受けることになっています。
その研修歯科医との面談のための上京です。

ぜひとも岩手県陸前高田市にある吉田歯科に来てもらい歯科治療の技術や地域における歯科医師の役割などを学んでいっていただきたいと
期待しております。

歯科関連は当然ながら被災地ということもあるので復興状況なども見ていってもらえるといいな。と考えています。

とはいっても必ずしもうちが選ばれるわけではありません。
特に今年は研修施設になってはじめての年ですから向こうが持つ情報は少ないと思います。
部活の後輩には一回は話を聞きにきてもらいたいですね。

吉田歯科ではこんなことが学べる!
①痛みの診断について学べます。
日本口腔顔面痛学会の認定医が在籍しているため痛みの診断は厳密におこなっています。歯科へ来る患者さんの多くは痛みを主訴に来院します。
その中には実は歯が痛みの原因ではないこともあります。そのような疾患にも対応できる知識と問診技術を身につけていただきます。

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②切開や縫合、急性外傷などに対する基本的な手技を学べることができます。
口腔外科にいたので比較的簡単にできる抜歯などは紹介しないでも当院で可能です。難しいと判断すれば口腔外科専門医に紹介しています。

③吸着義歯(総義歯)のテクニックを学べます。
以前からブログでも紹介していましたが、総義歯にも力をいれており特に下顎の吸着義歯(口を開けても浮かない、調整が少ない)を作製しています。
院内ラボ(技工士2名)があるため義歯作製段階での詳細な打ち合わせなどが可能です。

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④マイクロスコープを用いた治療も可能。
最初は模型などで練習してもらいますが、治療ではなく自分の手技の確認でもマイクロスコープは有用です。
歯を削ったあとを見てみると結構デコボコがあります。
自分で治療した結果をそういう風に見ることは少ないため貴重な機会になるとおもいます。

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⑤インプラント手術の見学。
毎月あるわけではないのでタイミングが合えばですが、インプラントの手術も見られます。
難症例については東北大学の口腔外科学会専門医・指導医で
インプラント学会専門医・指導医である先生(とにかくすごい先生)が手術支援に来るので
高度な技術も見ることができます。

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⑥地域社会における歯科医師の役割を知れる。
わたしは行政からの依頼で「ママパパ教室」や「じいじばあば教室」、
嘱託歯科医をしている保育園からの依頼で父母参観、祖父母参観で歯科講話を担当しています。
歯科医師は自分の診療所の中だけでなく地域社会にでて公衆衛生活動もしなければなりません。これも使命の一つです。
地域の虫歯を少なくするにはどうしたらよいか、高齢者の方々に元気でいてもらうためにはどうしたらよいか。
課題は多くあります。
そういうことを考えるきっかけを学ぶこともできます。

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これら以外にも様々な問題を抱えてくる患者さんが多いため考えることや実践できることがたくさんあります。
そういう食べることに困っている患者さんを助けるための計画を一緒に考えたりできるときっと充実した研修ができるのではないかと思います。

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