震災から7年。
こんにちは。副院長の重之です。
震災から7年が経過しましたね。車の移動や家での妻との会話はこの日が近づくと自然に当時の話をしてしまいます。
7年前は大学院の2年目でした。地下にいたため揺れは外やビルの上の階にいた人と比較して少なかったとおもいますが、
衝撃でした。
外に出てみるとみんな外に避難していて、ビルの付け根にはひび割れがありました。
研究室へ戻るとスタッフの方から先生の地元方面が震源地ですよ。
うちに連絡した方がよいのでは。と言われすぐ電話しましたが、通じませんでした。
携帯もだめでしたから少し不安になった記憶があります。
その内医局のテレビで先生方がニュースを見始めると見覚えのある大船渡が津波で襲われている映像が見えました。
「えっ!??」という感じでした。そしてテロップには陸前高田市役所が浸水。とありました。
位置関係はわかっていましたからあの建物が浸水という想像がつきませんでしたが、その情報を信じると市役所よりももっと海寄りにあった吉田歯科医院はなくなったな。。。と
わかったときでもありました。
その後両親とは連絡がとれて安否が確認できました。
そうこうしているうちに仮設で歯医者をやり直すから手伝ってと話がトントンと進み、震災後2か月で仮設歯科診療所ができました。
仮設歯科診療所
そしてさらにその一年後には現在の本設の歯科医院を建てて、通常の診療が可能になりました。
現在の本設
それから大学院の卒業とともに帰郷し5年目になります。吉田歯科医院では父の代からの古きよき診療は維持しますが、
時代に即した歯科医院運営と診療を提供していこうと常々考えています。良い意味で変われるチャンスがきたと思うようにしています。
最近では地域社会において歯科医師として診療以外で求められることが増えていると実感しています。
ますます勉強に励まないとならないなと気を引き締めて今日からまた生活していきます。