インプラント治療のための骨造成
おはようございます。副院長の重之です。やっと晴れる日が増えてきましたね。
しかし、もう風は秋。。。高田の秋は一瞬で過ぎますよね。あっという間に冬へ。
冬はスキーができるのでぼくとしては歓迎していますが、仕事帰りの道が暗闇になるのが少し寂しい感じはします。
さて、吉田歯科医院では以前より都心部や内陸へ行かずに陸前高田でよい治療を受けていただけるように研鑽をしています。
また、いろいろな先生と連携が取れるように様々な研修会への参加や大学での研修に努めています。
今回その大学での研修中にお世話になっている先生に陸前高田まで手術支援に来ていただきました。
患者さんは歯周病が進行してしまった歯を抜歯しインプラント治療を希望されていました。
(写真下)歯周病が進行していたため歯を支える骨がほとんどなくなっていました。
そのためインプラントをするにも骨がないためそのままではできませんから
インプラントをするためには骨を足さないといけません。
その骨を足す手術が骨造成術です。今回はその中でも上顎洞底挙上術を実施していただきました。
上顎の骨のわきから穴をあけて上顎洞の粘膜を持ち上げます。そしてできた空洞部分へ人工骨を補てんする手術です。
(写真下)左側が術前で、骨の厚みが2~3ミリしかありません。右側が術後で人工骨により11ミリほどの骨の厚みができました。
ここから約半年待ってインプラント埋入手術を実施します。
術後多少腫れましたが、落ち着いた様子でした。
ブリッジではいけなかったか?
ブリッジでもよいかと思います。しかし、ブリッジは安価にできる反面両隣の歯を削らないといけません。
歯は削れば二度と元にはもどりません。
こちらが削る量を減らして被せる範囲を小さくすることは可能ですが、
そのようなブリッジはわたしの技量不足かもしれませんが、
よく脱離します。
セラミックのブリッジも選択肢としてありますが、こちらは自由診療になるためインプラント同様高額な治療費がかかります。
であれば削らない方法を取るのは自然なことかもしれませんね。
ただインプラント関連は手術が伴うため、そのハードルを越えられる方のみ対応しています。