2024年の実績
こんにちは。副院長の重之です。
例年公表している保険外診療の実績です。
2022年から高い位置で安定して保険外診療を実践できているようです。
今年度は矯正治療のセミナーにも参加して、必要がありそうな方には提案しブラケット装置を用いた矯正治療も開始しました。
矯正治療を開始したと言っても本格的な矯正治療が必要な患者さんは専門医に紹介するスタイルは変わらずです。
矯正セミナーに参加したことで、矯正治療の難易度を判別することもできるようになってきているため専門医で治療していただいた方が良いと判断した患者さんは紹介となります。
そのため基本的にわたしのところではシンプルなケースに限って実践させていただきます。
また、矯正治療に加えてインプラント、補綴治療(被せ物の治療)、根管治療、歯周病治療も並行して治療する包括的矯正治療を今後実践していきます。
単純にインプラント治療をする患者さんもいらっしゃいますが、残存する自分の歯並びがガチャガチャの場合、矯正治療を併用し、歯並びを良くすることで将来的にハミガキがしやすくなり、結果として歯が残る可能性が高まります。
加えてインプラントや精密な根管治療、安定した咬合を得るためのセラミック修復など総合的に口腔機能を高めるお手伝いができるようになります。
保険治療のCADCAM修復物の適応範囲も広がり、当院では積極的に取り入れてきました。
保険で白い歯がはいることで患者さんの満足度はあがっているような印象です。
歯科医の中では賛否があるかもしれませんが、選択するのは患者さん本人です。
こちらが良いというものが必ずしもその患者さんにとって良い方法ではありません。
その患者さんが選択した方法をこちらも受け入れて、治療に取り掛かることで歯科医ー患者間の信頼関係が増していきます。
当院には多くの患者さんが来院されます。
当院では説明をしっかりし、治療においても丁寧にやっています。
そのため一人の患者さんにかける治療時間は多く、次回の予約が3か月後になるようなことも多々あります。
ご迷惑をおかけしているとは思いますが、この診療スタイルを崩すことで我々吉田歯科のチームの気持ちが崩れることにつながるのであれば、現状を維持したいと考えています。
今のスタイルがあるからこそ、安定した診療実績を出せています。
通常の保険治療も実施していますが、昨年から特診日を設けて保険診療だけの患者さんと保険外診療も選択する患者さんとを区別することにしました。
これにより、保険外診療を選択する患者さんは月に1度は診られるようになりました。
このような取り組みからも保険診療での枠が減少していることもあり、予約の取りづらさに影響が出ています。
医療過疎が進むこの地域で、当院では一般歯科以外の治療オプションを多く有し、そういう治療を求める患者さんも一定数います。
当院理念の地方でも高度な治療を提供する体制づくりを維持するための措置を今後も継続していきます。
ただ、激痛で夜も寝られなかった。痛すぎて噛めない。歯がぐらぐらで今にも抜けそうで痛む。
などの本当に緊急度の高い症状を持つ患者さんには1日1枠おさえてあり、強い症状をもつ患者さんの受け入れをしています。*初診、再診問わず*
銀歯が取れたのような緊急度が低いと判断されるような場合は予約制(2~3か月後)となっております。
*初診や当院に1年以上来院されていない患者さん、再診の患者さんは状況に応じて*
最後になりますが、来年も当院理念に沿った都会と同等もしくはそれ以上の高度な治療を提供し、地方のこの地域で完結できる歯科医院づくりを実践していきたいです。
読んでくださっている方々にとって来年も良い年となるよう祈念しております。