最近のむし歯治療。
こんにちは。副院長の重之です。
3月11日を過ぎましたね。当時わたしは東京にいてものすごい地震でびっくりしていました。しかし、もっとびっくりしたのは地元が津波で。。。
そのとき父が陸前高田でがんばっていたのでせっかく得た資格ですからこういうときに活用しないと歯科医師になった意味がないとおもい大学院卒業後すぐに高田へ戻りました。
震災がなければ結婚もしていなかっただろうし、高田にもまだ帰ってきていなかっただろうし、といろいろと思い返しますね。
さて、そんな気持ちで帰ってきた私はこの高田でいろいろ勉強して地域住民の方々に良い歯科医療を提供しようと奮闘しております!!
昨年むし歯が気づかないうちに大きく深く進行してしまった患者さんがいたので、MTAをもちいたむし歯治療を実施しました!
1)むし歯が進行して歯の中心あたりに神経や血管のはいっている空間が露出してしまいました。
以前であれば、このまま神経を取りましょうとなっていたのですが、最近ではMTAという 優れた材料があり、神経をとらずとも歯を治せるようになりました。
2)術中
露出した部位にMTAをのせて、硬化を待ちます。
3)術後 5か月待機してコンポジットレジンで修復しました。ちゃんと神経反応も残っており、正常な歯として機能できそうです。銀歯のひとつ手前の歯が治療した歯です。見た目も自然な歯に仕上がりました。
このようにこれまで神経をとらないといけなかったようなケースでも侵襲を少なく治療することができるようになりました。
積極的に歯を、歯の神経を残すように様々な治療オプションをそろえています!!