入れ歯による治療

こんにちは。副院長の重之です。

我々一般開業の歯科医院では老若男女すべての世代の患者さんがいらっしゃいます。高田は高齢化も進んでいることから義歯の治療は必然的に多くなってきます。

私は歯科医師になってからすぐ慶應義塾大学病院の歯科・口腔外科で研修医をしてきました。そこでは入れ歯の専門外来があって多少入れ歯のノウハウを指導していただきましたが、自信をもって臨めるレベルには達することができませんでした。

その後高田に戻り、いろいろ義歯の勉強会などに参加もしてきました。最近その成果が少し見えるようになってきましたので紹介します。

まず私が注目した入れ歯は吸着義歯とよばれているもので特別な義歯でもなんでもないのですが、とにかく歯茎にぴったりくっついてとれにくい入れ歯という感じです。

東北にはこの吸着義歯のスペシャリストが多く存在していて、その何名かの先生の講演を聴きに行ったことがあります。そこで得た情報を実際の当院での義歯治療に応用してきました。

最初は聴いただけの話だったのでなかなかうまくできませんでしたが、最近私の技術の精度がよくなってきて患者さんも入れ歯をとるのが大変だという様子を見られるようになってきました。

青いグローブは私で、ピンクのグローブは衛生士です。

私が上に入れ歯をひっぱっているのですが、全然とれません。つまんでいるだけのようですが、しっかり引っ張っています!!

むしろ普通とれにくい上の義歯が先に落ちてきてしまいました。。。それはそれで問題があるので上の義歯の精度もあげないといけないな。。。という反省も生まれます。まだまだすべてのケースでこれだけくっつく義歯は作れませんが、今後がんばっていきます!!

このように総入れ歯であっても浮きづらい義歯をつかうことでこれまで食べにくかったものを食べられるようになったりして食べる喜びを高めることができます。

私の慶應時代の勝手に師としている先生はアンチエイジングではなくグッドエイジングという言葉をよく使っていました。人は生まれたときから老いていく運命です。若返るのではなく健康に年を重ねておいしいものを食べて楽しい人生を過ごすことがいいのではないかなーとおもい義歯の治療にも力が入ります!!

これからもっと精度を高めて患者さんから「先生が作った入れ歯のおかげでなんでも食べられるようになった」と言われたいものです。それほど嬉しいほめ言葉はありませんからね!!

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入れ歯による治療”へ1件のコメント

  1. 脇坂貢 より:

    まだ49歳なのですが歯がボロボロで恥ずかしくて歯医者にも行けず困ってます。
    入れ歯にしなければいけない状態ですが、差し歯をアロンアルファでくっつけて誤魔化しています。
    早く治さなければと思っていました。

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