こんにちは。副院長の重之です。

うちは子どもたちがそこそこ大きくなったので離乳食から少し離れましたが、昨今口腔機能が低下している
子どもたちがいるというテレビ番組や歯科商業誌を見かけます。

 

その口腔機能の低下の原因というものの一つに離乳があるようです!!??

なぜ??

と皆さん思うでしょう。

 

離乳とは文字通り母乳から卒乳し、人として生きていくためのさまざまな栄養を摂取しはじめることです。
ここで注目していただきたいことに「さまざまな栄養を摂取する」だけでよいのかどうか。

よくみかける離乳食教室などで教えてもらうことやお母さんたちが知りたいことの多くは赤ちゃんにどのようなものを食べさせるか?

そういう栄養面のことにフォーカスされている感じがしています。もちろん非常に気になることですよね。
健康に大きく育ってほしいからどんな栄養をどんなタイミングであげたらよいか、きっと悩むお母さんは多いと思います。

私が今回このブログを通して伝えたいことは栄養面のことではなく冒頭に記載したように口腔機能の面からの離乳です。

栄養士さんから教えてもらった離乳食をなにも考えずにあげていませんか??
もちろん「大きくなーれ」「たくさん食べてね」とかは考えると思います。

しかし、ここでお母さん離乳の本当の意味考えたことありますか??

上に記載したように離乳は「文字通り母の母乳から卒乳し、人として生きていくためのさまざまな栄養を摂取しはじめること」でもありますが、
大事なことが抜けています。

「生きるために食べるという行為を学ぶ」ことでもあるのです。

あまりピンとこないかもしれませんね。
大人になればごはんを食べるなんて当たり前です。けど小さい頃を振り返ってみるとどんな人でも必ず離乳を経験しています。
知らないうちに親から食べさせられていて、食べるという行為を自ら体験して成長とともに食べることが習慣になっていくのです。

最近口腔機能が低下している子どもがいるということの背景には離乳がうまくいかなかった、
言い方を変えるとうまく食べることを学べなかった。ということになるようです。

我が家では離乳食を食べさせるときは妻にこうしたらよいよとアドバイスをあげて、実践させていました。

どんな方法かというと娘の動画を見てください。

さてポイントはわかりますか??
*バンボに座っているのは便宜的です。普段はちゃんとした椅子に座らせて食べさせていました。*

 

子どもから食べにくるのを待つことです。私はスプーンを口の中に押し込むような動作はしていません。

忙しい日々に追われ、毎食ごはんを食べさせることを少しでも早く終わらせればいろいろ時間ができますよね。
しかし、それに伴う代償は地味なことかもしれませんが、将来に響いてきます。

先日の番組内で知った事実ですが、口の機能が低下している人はそうでない人と比べて死亡率が2倍違うということでした。
口の機能が低い人ほど早く亡くなるという結果です。
しかも、この研究結果はたったの4年間で追跡した結果とのこともっと長い期間見続けるともっと差が開くのは容易に想像できることではないでしょうか。

参照)
http://president.jp/articles/-/24657

 

これから子育てを始めるお父さんお母さん、介護される人がそばにいるあなた。
口の機能をおろそかにしてはいけません。