当院では以前よりレーザー治療に力を入れてきました。この度、当院理念である地方にいながら都心部と同等の治療を受けられるような歯科医院づくりの一環として、波長の異なるエルビウムヤグレーザーとネオジウムヤグレーザーが一台に搭載された新しいレーザー機器を導入しました。
このレーザーを用いることで、虫歯を削ったり、歯石をとったり、歯茎を切ったりなどの一般的な歯科治療が可能です。ただ、これでは今まで販売されてきたものや当院にあるレーザーと変わりません。
このレーザーでできる画期的なこととして「いびき減少療法」と「ほうれい線減少療法」があります。共に口腔内からのアプローチで麻酔は不要です。
保険は利きません。
施術部位 | 口腔粘膜 | 顔の皮膚には照射しません。 |
施術時間 | 20~30分 | 麻酔は使いません。 |
施術回数 | 3~5回 | 個人差があり、継続して施術することで効果が維持されます。 |
施術料金(税込) | 11000円/回 1~3回目 5500円/回 4回目以降 |
メリット
●いびき減少療法
- いびきを減らすことで睡眠の質を改善できる。
- 睡眠時無呼吸症候群の改善にもつながる可能性がある。
- 睡眠時に使用する装置を外せる可能性がある。
- 睡眠の質がよくなることで心疾患などの合併症のリスクや日中の眠気による事故防止などにもつながる可能性がある。
●ほうれい線減少療法
- 見た目が若くなりアンチエイジング効果が期待される。
- アンチエイジング効果で心身ともに健康的な生活につながるきっかけになる。
- 手術や注射などが不要。
ほうれい線治療の術前術後の写真です。上段が術前で、下段が術後です。
共通して口腔内のみへのレーザー照射で、施術回数は2回。費用は合計44,000円(税込)です。
術中の痛みは軽度とのこと、一瞬軽い痛みがあってもそこからすぐに違う部位の照射が始まるため同じ部位がずっと痛み続けるということはないように注意しています。照射部位への照射回数などは患者様の痛みの程度や反応を見て増やしたり減らしたりするためなるべく痛みがないように配慮して実施いたします。
帰宅後に口腔内が少しざらつくという感じがあったそうですが、食事は問題なくできるようです。
今回は2回で終わりになりましたが、さらに継続することで状態を安定させることができます。ほうれい線の深さによっては照射頻度、回数を増やすことで効果を高めることができます。
共通のデメリット
- 保険外診療のため全額実費。
- 共通して後戻りがある。
- 光過敏症の方には使用できない。
- これまで口腔内に腫瘍(特にがん)や粘膜疾患があった方、今現在ある方には使えない。
*腫瘍や粘膜疾患にレーザーを当てることで、それらの疾患が悪い疾患に変化する可能性がある*