こんにちは。副院長の重之です。

歯科を受診する患者さんの二大疾患はむし歯と歯周病ですが、これら二つの疾患は予防可能な病気として知られており生活習慣との関わりが大きい病気です。

今回はこの歯周病についてのお話です。歯周病は歯を支える骨が溶ける病気です。糖尿病や関節リウマチ、心臓病、誤嚥性肺炎など全身の病気との関連が示唆されています。

軽度の歯周病。歯肉炎の状態00004

 

 

重度の歯周病。歯の根の周りに歯石がこびりついています。もうグラグラ!00005

歯周病と診断がついたあとはその歯周病の原因を除去していきます。

様々な原因がありますが、まず患者さん自身のハミガキ方法について検討します。その後歯にこびりついている歯石を除去します。ここで重要なのはハミガキ方法を患者さんと確認し合うことです。

歯石を除去することも重要ですが、毎日のハミガキが上手くならないと歯医者にかかって歯石を除去することの意味が薄まります。

また歯周を悪化させるものにタバコの喫煙があります。ちゃんと治したいと考えている人は禁煙をしましょう。

次のステップの歯石の除去は段階をおっておこないます。まずは歯茎の上に目で見える範囲の歯石を除去、次に歯茎の下に隠れている硬い歯石を除去していきます。

ここまでが基本治療です。ある患者さんの歯周基本治療をした結果がこちらです。
(写真の掲載は本人の同意を得ています。)

治療前 初診時 歯肉が腫れていて出血もあります。玉さん1

 

治療後 歯肉が引き締まり赤味のある歯肉からピンク色の健康な歯肉に変わっています。玉さん2

 

はみがき指導とそれに伴う本人の努力、そして我々の少しのフォロー(歯石とり)でここまで改善されます。

ここまで回復してきたら、今後は1-3か月ごとの定期的なメインテナンスです。一度よくなっても再発の可能性はあるので、これぐらいの間隔で来ていただくようにしています。

むし歯も歯周病も初期の状態であれば回復は可能です。長い間放置していると保存困難となり抜歯し、歯を失うことにつながります。定期的な歯科検診を心がけましょう!